政府による「スタートアップ育成5か年計画」の推進を背景に、全国各地でスタートアップ推進拠点都市が整備され、地域金融機関によるスタートアップ投資や支援の取り組みも急速に広がっています。
一方で、日本社会は人口減少・少子高齢化という大きな構造変化に直面しています。この変化は地域企業や自治体のみならず、地域金融機関そのものの存在意義や役割にも大きな影響を与えようとしています。
近年、「ローカルゼブラ」や「インパクトスタートアップ」といった概念が注目され、地域課題解決と事業成長を両立する新たな企業の在り方が模索されています。しかしその一方で、地域金融機関の主たる顧客である既存地域企業への支援をどのように進化させるべきか、またスタートアップ支援と地域課題解決は本当に両立するのかといった問いに対しては、まだ明確な答えがありません。
本セッションでは、地域金融機関、資金供給主体、中間支援組織など多様な立場の実践者を迎え、これからの地域金融が担うべき役割や投資ポートフォリオのあり方、地域経済の持続可能性を支える新たな戦略について議論します。
地域企業支援、スタートアップ投資、地域課題解決――それぞれを分断して考えるのではなく、これからの地域金融がどのような未来を描くべきなのかを、多角的な視点から探るセッションを目指します。